成井 浩司

定価: ¥ 1,575
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おすすめ度:

発売日: 2003-08
発売元: 三省堂
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昔は全然本とか読まない人だった私ですが、最近ようやく読書の楽しみがわかってきたような気がします。ジャンルは特に気にしないで色んな本を読んでますね。今読んでいるのは「いびきと眠気にご注意!睡眠時無呼吸症候群のすべて」。
本ってオモシロイですよね。「いびきと眠気にご注意!睡眠時無呼吸症候群のすべて」みたいに、特に今の自分と関係ないジャンルの本でも「へぇ~~」って新たな気付きが得られたりして^^!
そう言えば兄が、この「いびきと眠気にご注意!睡眠時無呼吸症候群のすべて」を読み終わったら貸して欲しいって言ってたけど、こーゆうの興味あるのか~~とチョット複雑な気分です。ま、いいけど・・・。
「すべて」は看板に偽りあり
睡眠時無呼吸症候群(SAS)に付いて、比較的分かりやすく書かれている。
しかしながら、治療法に関しては、著者が開発した加圧マスク(CPAP)に偏っている。例えば、手術が必要なケースに付いては、殆ど触れられていない。表面的に読むと、まるでCPAP万能のように誤解する。
インフォームドコンセントが不充分な現状では、SASに悩む人は、SAS概要を掴むために持っていて良い本ではある。が、この本「だけ」に頼るのは、絶対に薦められない。
二通りの読み方ができる本
本書の帯には高橋英樹氏の顔写真とともに「僕の患者体験をお話しします!」の文字が躍っています。
睡眠時無呼吸症候群のようなありふれた病気に有名人が罹る確率は決して低いはずがなく、それ故に虎の門病院の売名が目的ではないかと一瞬勘ぐりたくもなるのですが、重要な点はそういう部分にあるのではなく、現在の日本の睡眠医療に向けられた関心というものが、芸能人を使ってでもPRしなければまだまだ著しく低いものでしかないという事実の裏返しであるというところにあります。
そういう意味では、著者の本当の狙いは実は第8章「睡眠時無呼吸症候群に対する国の考え方」という10数ページの中に現れているように感じます。
いずれにしてもとても政治的な意図の強い一冊ですが、そういった部分を深読みしなかったとしても、睡眠時無呼吸症候群の基礎的な知識がそつなくまとめられたよい本で、巻末の医療機関一覧を含めて役立つ情報満載です。
巻末全国医療機関表が◎
本重量約315グラム。第1刷発行2003年。目次は「巻頭インタビュー俳優高橋秀樹さん”僕の患者体験をお話しします!”」「1章 睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?」「2章 睡眠時無呼吸症候群がおよぼす社会的影響の大きさ」「3章 睡眠時無呼吸症候群の症状と合併症」「4章 小児や女性も睡眠時無呼吸症候群になるの?」「5章 肥満と睡眠時無呼吸症候群」「6章 睡眠時無呼吸症候群の検査方式と診断」「7章 睡眠時無呼吸症候群の治療のすべて」「8章 睡眠時無呼吸症候群に対する国の考え方」「あとがき」「立ちあげに協力した診療施設」「終夜の睡眠検査ができる全国の主な医療機関」。高橋秀樹へのインタビューはおもしろいが虎の門病院の宣伝臭があるのが玉に瑕。SASがなぜ深刻な病気であるかが書いてある。子供のSAS症例は深刻でびっくりする。SAS治療を行うと体重が減る、骨格上欧米人に比べアジア人はSASになりやすいというのはおどろき。身近にSASと思われる人物がいるので読んでみたのだが、表面的なことしか知っていなかったのだなあと自分の無知を知る。どこの病院に行けばいいのか迷っている多くのSAS予備軍にとって巻末の病院紹介は大変役に立つと思われる。
